ヨーロッパ21ヵ国完全制覇

原付ベトナム縦断1800キロ篇は、6年間に渡るレギュラー放送最終企画ということもあって、面白い中にも感動がつきまとう展開。かたやこのヨーロッパ21ヵ国完全制覇篇は、レギュラー放送開始からちょうど1年という、番組自体も出演者もまだまだ若い躍動感に溢れた展開。

いやあ、アホです。台本無く（本当はあるのかもしれないけどそれを感じさせない）ダラダラと、気負いも無しに進むやりたい放題の構成が、なぜか惹きつけて離さず面白いのです。「プーさん爆死」とか「駆けてくるハイジ」とか、もちろん経験はないのだけれど、自分の仲間内での出来事として起こり得るかも...という異様に親近感のある笑い。くだらないんだけど底抜けに明るい楽しさです。

視聴者は出演者およびディレクター陣4人の実に親密な人間関係に対し、憧れや郷愁感を見い出しているのかもしれない。自分でも気づかずに妙に肩肘はっていたり、無理に背伸びしてしまって苦しいとき。そういうときにふと水曜どうでしょうを見ると、なんだ、それでいいんだね。と、思わせてくれそう。

そして僕かぁねぇ、そういうものを与えられる人を目指そうじゃないかぁ。