おいしいくらし

「お。」とトクした気分。

落書キノススメ

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最近ちょっとした時間を見つけてはせこせこと落書きしているのですが、これがすこぶる楽しい。

記憶しているのは小学校くらいからですが、僕は暇さえあればジャポニカ学習帳の無地ノートに落書きをしている子どもでした。授業はまじめに受けていたと思うのですが、学校にいる間は休み時間や給食時間はかなり熱心に、目的もなく描き続けていた記憶があります。描いたものをみんなに見せたいとかいう気持ちは全然なくて、ただひたすら描いてた。

社会現象になったくらいだから、オレ世代の人ならみんな知っていると思うし中には同じようにハマった人もいるはずですが、当時「ビックリマンシール」というキャラクターシール入りのチョコ菓子が異常に流行ったことがあって、そのシールの影響を大いに受けたのか、自分もオリジナルのキャラクターを膨大に描いていた気がする。でも描くことへの興味はひたすらに「落書き」のみで、漫画の方に発展することもなく、かといって絵画に発展することもなかったわけで。

残念ながらそのジャポニカ学習帳は、たぶん、今は残っていない。もしかしたら実家の屋根裏のどこかに眠っているかも知れないけど、真夏に探し回るには暑くて厳しすぎます。残ってたとしたら今ではビックリするくらい落書きとして良く描けていたと思うんだけどな。とにかくあの頃のクリエイティビティは生涯を通して見ても最強だったに違いない。子どもってすごいですよね。

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んで。最近、週末の日曜昼下がりに暇で何かしたいけど難しいことは考えたくなくて、かといってただボウっとしているのも嫌だな的ムードになった時に、だいぶ前に銀座の伊東屋で何かに使えるかもと買ったまま放置していたA4画用紙ノートを見つけた。そんなふとしたきっかけで久々にマジで落書きしてみようと思いたって描き始めたところ、これが面白いのなんのって。

余計なことは一切考えず没頭できて、ひじょうに良いストレス解消になります。週末の暇な時間帯や就寝前の僅かな時間に、思いつくままただペンを走らせて、飽きたり先が思いつかなくなったら即やめる。描きたくないときはもちろん描かない。落書きなので下絵はもちろん無しに、画用紙にただパイロットのゲルインキボールペン、ハイテックC 0.3mmを気の向くまま走らせるのみ。超気持ちいいし、なんも言えねぇ。

画用紙何枚にもまたがっちゃって収集つかなくなってるけど、なにか形に出来そうならしてみたい気になってきた。目的なしに描くのが落書きだぜ、とか言いましたがいざ形になりかけると大人なのでいやらしい考えも浮かんできます(笑)。壁紙かね〜。UT GRAND PRIXって手もあるけど今年のはとても締め切りに間に合わないわ。来年?