おいしいくらし

「お。」とトクした気分。

とんかつと鮎ラーメンとネパールカレーと私

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ウルトラマン

ストレスが溜まってくると、おいしいものを食べたいという理由から外食が増えてしまう今日この頃。といっても興味あるのは庶民グルメなのですが、最近食べたものの中から特においしかった3つをご紹介してみます。こういうOLが書きそうなブログっぽいエントリーもたまにはどうでしょう。ブログっぺー!

とんかつ 新和 at 祖師谷

FM'P 細井さんがウマイウマイ言うので打ち合わせ帰りに寄り道して行ってみた『とんかつ 新和』。場所はウル商ことウルトラマン商店街。しばらく前から店が入っているビルの改築で休業していましたが最近復活したそうです。

食べたのは基本のとんかつ定食(735円)でしたが、たしかにウマイ。とんかつがさくさく&ジューシーなのはやっぱり専門店ならではの醍醐味なのだけれど、ごはんや味噌汁も熱々ウマイのがなおさら嬉しい。

前に勤めていた会社の近くにも美味しいとんかつ屋があってたまに味が恋しくなったりしていたのですが、わざわざ出向くには遠すぎて寂しい思いをしていました。祖師谷は歩いて行くにはちと辛いけど、まあまあ気軽に行ける距離で助かります。地元喜多見にもあればいいのだけど、Googleマップで探すかぎりあんまり惹かれる店が無いんだよね。

ちなみに細井さんから注文後の待ち時間にFLASHやFRIDAYを読めと言わんばかりに渡されるよ、と聞かされていたのですが。僕の場合は日本初の本格的ニュース週刊誌ことAERAでした。福山雅治、北京五輪を撮る!みたいな特集のやつ。ゴシップ誌でないのは身から沸き立つ知的な大人の男のオーラが成せる業ですな、むふふ。

鮎ラーメン at 二子玉川

二子玉川の小さな商店街、マンションの1階にひっそりと店舗を構えるのが『鮎ラーメン』。カウンター7〜8席のみのこぢんまりとした屋台っぽい風情の店なのですが、一人で来ている女性客もいるくらい入りやすい雰囲気です。以前商店街にふらりと立ち寄った際に見つけて気になっていたのですが、こないだ昼間に買い物に行ったついでに寄ってみた。

店に入って店員さんから聞かされるまで知らなかったのですが、昼間のメニューは『鮎涼ラーメンセット』(1,000円)1品のみで、昼間の営業自体7〜8月しかやっていないそう。その日はたまたま肌寒く実は温かいラーメンを食べたくて入ったのでがっかりしたのですが、先客が食べていた涼ラーメンを見たら美味そうだったのでテンション再浮上。大盛りで注文しました。

つけ麺 + 鮎ふりかけごはん + だし汁(お茶漬け用) + 漬け物 という内容だったのですが、量的には大盛りでも普通盛りくらいしかなくてちょっと物足りなかったものの、味にはひじょうに満足。鮎ラーメンと言うからにはスープや付け汁の出汁が鮎なんだろうなと思っていたのですが、麺の上にカリカリに焼いた鮎がまんま乗ってくるとは予想しておらず驚きました。

焼き鮎はアタマからシッポまで全部いただけるのですが、その香ばしさったらない。昔キャンプに行ったときに川で釣った鮎を火であぶって食べたことがあるのですが、その時に経験した味には及ばないものの、それを思い出させてくれるのに十分な味で感動しました。つけ麺は焼き鮎以外に具材がなくシンプルそのものですが、そのぶん麺と付け汁の旨味を堪能させてもらいました。ほど良い塩加減で、あっさりとした味が好みの方にはかなりおすすめ。

鮎ふりかけのご飯(とお茶漬け)はほんの2〜3口程度の量でしたが、ご自慢の鮎をできるだけ楽しんでもらおうという心意気がいいじゃない。ラーメン完食後にサラッといただきましたが、素朴な味でこちらも満足。

後で調べてみると二子玉川界隈ではけっこう有名なお店だったようで、実際食べてみてこれは評判になるわと妙に納得しました。夕方からの営業では、鮎がまるごと乗ったこれまたシンプルな温かいラーメンのほか鮎おにぎりなど、多くはないものの多少メニューの幅があるようなので、また機会を見つけて行ってみたい。絶対うまいし。

マウント・フィッシュテール at 成城

自宅からたぶん一番近くにあるカレー屋。カレー=インドという単純な発想しか無かったので初めて行ったときは新鮮だったのですが、ちょっと珍しいかも知れないネパールカレー屋です。なぜ喜多見にあるのかは謎。

値段がちょい高めですが、本日のカレー + ナン + 本日のスープ + デザートのセットと食後にチャイで1,474円。現地では10~20円も出せば飲めるチャイが500円くらいして気後れするのですが、本場そのものの味がして懐かしいのでいつもついつい頼んじゃう。

都内ではいろんなカレー屋に行きましたが、今のところナンに関してはこの店よりウマいところは無い。バターオイルがたっぷりかかった顔の2倍はあるぞという巨大なナンなのですが、ナン自体もカレーも旨いのでペロリといただけてしまう。カレーの味はインドのものに比べるとマイルドさがあってあんまり辛くない。スパイシーなカレーが好みの人は少し物足りなさを感じるかもしれませんが、辛さで実は普段ちゃんと味わえていないかも知れないカレーそのものの味をじっくり堪能できてオレは好き。

店員さんはシェフも含めて全員ネパール人らしく初めてだとちょっと圧倒されますが、みんな物腰やわらかい感じで日本語も堪能です。人通りが気にならない人であればテラス席もあるので、夏のちょっと涼しい日などは気持ち良いと思いますよ。数は少ないですがネパールのアクセサリやらCDなんかも扱っている。