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アップル、MacBook Proをアップデート

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MacBook Pro

アップル、新しいMacBook Proを発表。てっきりWWDCで発表するのだろうと思っていたのですが、WWDC前の発表としてきました。大きな変更点はと言えば15インチモデルのLEDバックライトLCD採用とSanta Rosa

購入から7ヵ月強にして僕のMacBook Proもついに旧機種です。一見マイナー・アップデートに思いがちですがプラットフォーム刷新の効果は高いでしょうし、発熱量とか仕様として発表されない部分の改善が気になります。

現状MacBook Proで最も不満なのがディスプレイ。以前使っていたiMac G5 20インチのディスプレイがCinema Display並に発色が高品質だったのに比べると、バックライトの明るさムラに起因する色ムラがあったりとどうしても見劣りしてしまう。おまけにMacBookと同じクリアブラック液晶だと通常のディスプレイに比べさらに視野角が狭まってしまうのだ。世の中のPCユーザーは大抵がWindowsマシンを使っていて、そのほとんどがクリアブラック液晶を使っている。コンテンツ制作側としてはユーザーの環境に近い状態で制作した方がいいんじゃないか、なんてことを購入時にふと思ってしまったのが間違い。費用かかってもいいので通常の液晶に戻したいと思っているのですが難しいよね...。

というわけで今回15インチモデルに採用されたLEDバックライトLCDは本気でうらやましいです。実際にLEDバックライトのLCDを見たことがあるのですが、通常の液晶に比べかなり明るく発色も良かった記憶があります。そう言えば今は亡きSONYのハイエンド・ブランドQUALIAの液晶テレビにもLEDが採用されていた。実機を見たらテンション下がりそうです。

とはいえコストの問題からか17インチモデルは通常のLCDのままの様子。その代わりついにフルHD(1920×1200ピクセル)に解像度を高めるオプションが用意された。基本的に解像度は高い方が良いと思うのですが正直17インチでは1680×1050ピクセルでも文字サイズが小さく感じてしまうことがあり、フルHDはきつくないかと思うのですがどうですかね。

Santa Rosa採用によるバッテリーの駆動時間は、17インチモデルでは公称5.5時間から5.75時間という微妙な伸び。それに対し15インチモデルは5時間から6時間と1時間も伸びているのですが、これはSanta Rosaの恩恵というよりLEDバックライトLCD採用による省電力化のおかげと言えそうです。

細かいところで言えば、HDDのCTOオプションに「160GB Serial ATA Drive @ 7200 rpm」が加わっています。ノートブック用の2.5インチHDDでは5400rpmが一般的で、7200rpmはデスクトップで使われる3.5インチHDDの標準。構造上回転そのものが必要なく発熱量もデータ転送速度も速い夢のようなSSDが一般的になるのはもうちょっと先の話なので、これはなかなか良いオプションと言えます。もともと旧マシンでも7200rpmのオプションはあったが容量が100GBで頼りなかった。しかし160GBあれば充分だろうと。しかもこれに関しては同じ性能のバルクHDDを購入してくれば旧マシンもアップデートできるということなのでちょっとうれしい(もちろんアップルのサポート対象外にはなる)。2万2千円台と少し値は張るが既に市販もされている様子。

それにしてもMacBook Pro、熱いです。MacBookと違い金属筐体のためか良く熱が伝導してくるのですが、重いFlashサイトだと70度超えてしまうんですよね。smcFanControlや静冷台で熱対策はしていますが、これから夏に向けてちょっとだけ心配。