ネットをめぐる冒険

これだからインターネットはおもしろい。

moo Business Cards

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moo Business Cards

Flickrユーザーなら手軽に簡単お手頃価格で、柄の全て異なる小っさかわいいカードが作れるmoo miniCards。プライベートの名刺としてかなり重宝しているので以前にこのブログでも取り上げたりしていますが、iPhoneを買ってメアドが変わったのを機に今回は初めてBusiness Cardsを注文してみた。

miniCardsはサイズが通常の名刺の半分以下(70mm×28mm)というのが特徴の一つですが、Business Cardsはその名が示すとおり名刺なので、普通サイズ。でも一般的な91mm×55mmではなく、こだわりなのか長辺が若干短い84mm×55mmです。これは一眼デジカメなどで採用されているアスペクト比3:2の画像を、ほぼトリミングすることなく収めることが出来るように配慮されているものと思われます。若干変則的なサイズではありますが、持ってみた感じ普通の名刺より少しずんぐりした印象でちょっとかわいい。

価格はminiCardsが100枚で19.99ドルのところBusiness Cardsは50枚で21.99ドルで、ともにカード裏面に印刷する写真(画像)を全て個別で指定出来る点は同じです。こんなことを普通の印刷屋でやってもらおうと思っても受け付けてもらえないか、かなり高めの価格設定になってしまうのでこれはmooならではのアドバンテージで嬉しい。

表面のフォント&レイアウト&カラーは、それぞれ選択できる種類が決まっているものの、組み合わせは相当数になり自由度も高め。文字色と背景色を「反転」させられるのもポイント高し。ポップなカラーで反転させればかなり目立ちそうです。ちなみに上の画像は今回作ったチョコブラウンの反転。

用紙はminiCardsと同様のマット・ラミネートと、Business Cards限定のグリーン(100%リサイクル)が選択できるのですが、miniCardsの質感がお気に入りだったので今回も前者を選択。

写真では伝わりにくいと思うのですが、デジカメプリントサービスにありがちな派手な補正をかけられてしまうことはなく素直な色調で出力されるので、人によっては少し「くすんでいる」というような感じを受けるかもしれませんが、僕はむしろこちらの方が自然に感じられて満足。ラミネートも丁寧にされていてムラが無く、光沢が抑えられたマットタイプですので落ち着いた印象があります。厚さはかなり厚手で1枚あたり0.5mm。しっかりとした質感があり、上記で挙げたメリットも含めて値段の割にクオリティが高く、コストパフォーマンスに優れています。

ロンドンからの発送なので送料がかかってしまうのが惜しいですが、通常発送なら全世界共通で6.99ドル〜なので、まあまあ良心的と言えるのではないでしょうか。あとは日本語に対応しさえしてくれればサイコー!なのですが。

ちなみに今回moo Business Cardsの専用ケースも購入しました。化粧箱がボコボコだったり本体にも歪があったり接着材がチラリと見えていたりして細かく見ればとても高級品とは言えませんが、25.99ドルという価格としてはそこそこの質感で頑張っている。

ステンレス製のケースの周りをマグネットラッチつきの合皮カバーで覆った構造をしていて、色はブラック×オレンジとブラック×レッドのツートン・カラー。名刺の出し入れはしやすく、専用ケースと書きましたがmoo Business Cards以外の通常の名刺も問題なく収納可能です。moo Business Cardsの場合厚みがあるため17枚ほどが収まる容量。

デザインがわりと好みだったので概ね満足してますが、名刺ケースとしてはちょっと大ぶりなのが玉に瑕ですかね。ひとむかし前にあったハードディスク搭載ケータイを彷彿とさせるサイズですが、その分存在感はばっちし。しばらく持ち歩いていると思いますので、気になる方は声かけて頂ければお見せしますよー。