おいしいくらし

「お。」とトクした気分。

おサイフケータイではじめるマイラー生活

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au のおサイフケータイ W32S と、ANAANAワイドカード でマイラー生活はじめました。旅行、好きなもので。

前回のエントリー「陸マイラーになろうかと思う」でいろいろ検討している旨書きましたが、その後携帯の機種変更をしたりカードの契約したり、おトクなマイルの貯めかたを調べたりと、実際に動いてみました。

ANAとJALのどちらのマイレージサービスを利用するかでさんざん迷いましたが、結局のところ旅行(主に海外)が目的ですので、スターアライアンスに加盟しているANAの方に分があるだろうという判断で、AMC (ANA Mileage Club) に加入しました。もちろん ANAカード で。

ANAカードは三井住友VISAカードの提携カードですので、基本的には三井住友VISAカードのサービスを受けることになります。三井住友VISAカードを利用するとワールドポイントというポイントが 100円=1ポイント 付くことになるのですが、これがANAカードだと設定次第ではありますが 1ポイント=1マイル で自動移行可能となっています。

ここでちょっとした小技なのですが、ANAカード含め三井住友VISAカードは支払い方法を「マイ・ペイすリボ」とよばれるリボ払い形式に指定することで、ポイントが2倍貯まりやすくなります。

リボ払いというと通常の一括払いと異なり高い金利(三井住友VISAカードでは年率15%)や手数料がつくことで、敬遠されがちだと思います。しかし、マイ・ペイすリボの場合にはリボ払いの月々の支払い額を自分で決めることができますので、月々の支払額設定をカード限度額にしてしまえば実質通常のカードと変わらない利用となります。1回で支払いさえすれば金利も手数料もかからない上にポイントが2倍もらえることには変わりはありませんので、自由度が高くおトクなカードと言えます。

結局のところ、ANAカードで実質 100円=2マイル が貯まるわけです。

さらにおサイフケータイを組み合わせるともっと強力。キャリアにかかわらずおサイフケータイには全機種にビットワレット社の電子マネー "Edy" が搭載されています。

ANAはおサイフケータイ向けにEdyに連動したアプリを配布しており、このアプリを使って「ケータイ de Edy マイル」というサービスを利用すると、Edy 200円=1マイル が貯まるのです。

また Edy はプリペイド式の電子マネーですので、利用する際には当然 "チャージ" が必要です。おサイフケータイを利用の場合には、携帯本体の機能を利用してクレジットカード経由でオンラインチャージが可能となるのですが、このEdyへのチャージは実は "クレジットカードを使った" ということと同じです。

つまり ANAカードで Edy に200円チャージすると、その時点で 200円=4マイル が貯まり、コンビニなどでその Edy 200円分 を利用するとさらに Edy 200円=1マイル がつきます。合計すると 200円 で 5マイル が貯まるということになります。

早くも「2006年はおサイフケータイの年」などと言われはじめていますが、それに伴い Edy にもかなりの注目が集まっていまず。その追い風を受け、Edy の利用時にマイルが2倍貯まるキャンペーンといったものがひっきりなしに行われていますので、マイルはさらに貯めやすい状況ですね。Edy が利用可能な店舗数も飛躍的に伸びていますので、話はかわりますがビットワレットの株は目の付けどころかも。

ANAは楽天のスーパーポイントネットマイルといった、他のポイントプログラムとの連携にも積極的ですので、調べてみると意外に毎日普通に生活しているだけでもマイルは貯まっていきそうな気がします。いままで利用していたクレジットカードのポイントも、直接は無理でも他のポイントプログラムを経由してANAのマイルに落とし込むことができることが多いので、ご興味あれば調べてみてはいかがでしょうか。

ちなみに本格的にマイルを貯めようとしている人たちはANAカードとおサイフケータイ以外に、別のカードを何枚か組み合わせてさらに貯めやすい手段をとられているようです。しかし個人的にはクレジットカードを何枚もつくることには抵抗があり、しばらくは今の状態で様子を見ようと思ってます。というよりそこまでする気は、ない。

また、人によっては Edy を使うと無駄遣いしがちになる、という意見もあるようですが、僕は反対。プリペイド式なのでどのくらいの速度で消費されていっているのかが把握できて、むしろ節約につながる気がします。コンビニなんかはついついいろいろ買ってしまい、どれだけ消費をしているか忘れがちですから。

とにかく、マイルが欲しいあまりに無理な消費や苦労が増えたりするのは本末転倒なので、なるべくライフスタイルに大きな変化を与えずにちょっと得をする、というのがコンセプト。

その上で、旅行に行けちゃった日には涙するね。