おいしいくらし

「お。」とトクした気分。

タモリさんのレシピで作る「プレーンタモリ」がめちゃうま。

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以前から気になっていたタモリさんオリジナル・カレー「プレーンタモリ」を作ってみました。約2年ほど前に中洲産業大学とほぼ日刊イトイ新聞の企画で開催された「カレー部 例会@電力館」で披露されたレシピなのですが、作るのにちょっと手間暇がかかるのでなかなか腰が上がらず今になってしまった。

“カレーのルー” レシピ(4名分)

(1) バットにカレー粉、ターメリック、クミンを合わせ、一口大に切った鶏肉にもみこみます。

  • カレー粉〈大さじ1〉
  • ターメリック〈小さじ1弱〉
  • クミン〈小さじ1弱〉
  • 鶏モモ肉〈500g〉(お好みで皮をとってください)

(2) フライパンにサラダ油をひき、鶏肉の表面に軽く火が通るくらい焼きます。

  • サラダ油〈大さじ1〉
※僕は煮込んだ鶏の皮が苦手なので、今回は取り除きました。

(3) 鍋にお湯を沸かし、(2)で炒めた鶏肉を入れます。

  • お湯〈1リットル〉

(4) (3)の鍋にマンゴーチャツネ、赤ワイン、ミキサーにかけたホールトマトを加え煮込みます。(中火。蓋はせず、ふきこぼれないよう、アクを取りながら煮込みます)

  • マンゴーチャツネ〈大さじ1/2〉
  • 赤ワイン〈75cc〉
  • ホールトマト〈75g〉
※ホールトマトはミキサーにかけなくともすでにピューレ状に仕上げられた商品が販売されています。

(5) 弱火のフライパンに、炒め玉葱、ニンニク、しょうがを加え混ぜ合わせながら炒めます。
ニンニク、しょうがの香りが立ってきたら、カレー粉、ターメリック、クミンを加え、さらに牛乳、ヨーグルトを加え、ペースト状になるまでよく混ぜ合わせます。

  • 炒め玉葱〈1/4瓶〉
    ※瓶詰めのものが無かったためヱスビー食品から販売されている煮込み用ペーストで代用。
  • ニンニク(すりおろし)〈小さじ2〉
    ※食感を残すため今回はみじん切りとした。
  • しょうが(すりおろし)〈小さじ2〉
  • カレー粉(インデラ缶)〈大さじ1〉
  • ターメリック〈小さじ1〉
  • クミン〈小さじ1弱〉
  • 牛乳〈1/4カップ〉
  • ヨーグルト〈大さじ1強〉
※思ったよりも色が濃くなってしまったのですが、ペースト状の炒め玉葱を使ったことと、写真撮影に手間取ってちょっと焦がしてしまったこと、使ったカレー粉の種類が原因のような気がします。味見したら美味かったのでたぶん大丈夫。。

(6) (4)の鍋に(5)のペースト、醤油、砂糖、とろけるチーズ、塩を加え、半蓋で煮込みます。

  • 醤油〈少々〉
  • 砂糖〈ひとつまみ〉
  • とろけるチーズ〈30g〉
  • 塩〈小さじ1〉

(7) 煮込み開始から2時間強煮込んだら塩で味を調え、最後に15分強火で煮込み、完成です!

※(7)の仕上げの段階でガラムマサラをお好みで加えてもおいしいです。

“マッシュカレーポテト” レシピ

(1) よく洗い芽を取ったジャガイモを皮付きのままサランラップに包み、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。(レンジにかける時間の目安は7〜8分ほど。柔らかさをみながら調整します)

  • ジャガイモ〈2個〉

(2) 熱々のうちに、ふきん等にくるんで皮をむきます。

(3) マッシャーでジャガイモをつぶし、カレー粉、塩、牛乳を加え、よく混ぜ合わせます。

  • カレー粉〈小さじ2〉
  • 塩〈少々〉
  • 牛乳〈25cc〉

タモリカレーの食べ方

ごはん、カレーマッシュポテトにたっぷりとルーをのせ、ぐちゃぐちゃにかきまぜてお召し上がりください!

マッシュポテトとの相性が新鮮、めちゃうま。

ごはんとマッシュポテトとカレーをかき混ぜて食べるというのがはじめての体験でしたが、これ、めちゃうまです。いわゆる日本の食卓のカレーと言うよりは専門店寄りな味に仕上がって我ながら満足。タモリさん曰く「ひき算してたどりついた味」とのことですが、それにしては複雑で奥行きのある味付け。さすがです。

カレーのルー自体もおいしいのですが、一緒に混ぜ合わせるマッシュポテトが効いています。かき混ぜた際にマッシュポテトがルーを吸うのですが、それがごはんを包むようにからんで、ほんのりとした甘さをやしっかりとしたコクを出してくれる。なによりホクホクとした優しい食感がたまらないです。ドライカレーの食感とはまた違ったカレーで、独特なんですがすごくハマる。4日連続で夕飯はプレーンタモリでしたが全然飽きなかった。

今回失敗したのは、まぬけなことに写真撮影に手間取って(5)の工程で多少焦がしてしまった点と、煮込む際に鍋に蓋をし忘れて水分を飛ばしすぎてしまった点。おかげでおそらくタモリさんが意図したよりも少し濃いめで苦みの利いた大人な(?)味付けになったのではないかと。。自分はこれでもとってもおいしくいただけたのですが、きちんと蓋をしてとろとろ煮込めば、鶏肉がもう少し繊維状にくずれてよりマイルドな口当たりになっていたはず。あと、マッシュポテトにムラがあると食べたときに食感の邪魔をしてしまうので、丁寧につぶしておく方がベターですかね。次回はもっとちょっと上手に作れそうな気がします。

煮込む時間を含めると3時間ほどは調理時間を要しますので、天気が悪くて遠出できない日曜の昼下がりなどに、たっぷり時間を取って手間ひまかけて作るのがおすすめ。ちなみに、おまけレシピの “なんちゃってタンドリーチキン” はオーブンが無いので作れなかったのですがこれも絶対美味いに違いない。オーブンの代わりにフライパンで焼く方法でも大丈夫そうですかね。とりあえずほしい物リストにヘルシオ追加。