おいしいくらし

「お。」とトクした気分。

てづくりキムチの蘭

text:
てづくりキムチの蘭

異常に美味いキムチのお店。あえて「たまに」だけサイトを覗いてみるようにしているのですが、ダメです。いったん見てしまうと買わずに・食わずにいられなくなってしまう。

以前やっていたブログでもご紹介したのですが、実は徐々にバックナンバーをこちらに移動させておりまして、このお店についてはあらためてリライト。

「てづくりキムチの蘭」はちょっと複雑になりますが、会社の上司の知り合いの韓国人ウェブデザイナーさんの知り合いのやはり韓国人の方... が経営されているお店で、てづくりのキムチを通販限定で販売されています。

注文ごとにキムチを最高の状態で用意するため、入金確認してから届くまでに約1週間と、食品の販売サイトにしてはけっこう時間がかかります。しかしその待っている間の時間ときたら!味を知っているだけにさらに楽しみで、待ち焦がれる感じですね。

今まで美味いキムチばかり追い求めて狂ったかのように食ってきたぜ。というわけではありませんが、それでも国産のもの・韓国産のもの・韓国産を詠ったもの・牛角のものなどなど、28年も生きてりゃキムチひとつにしたってそれなりに食ってますよ。

で、自分の中でパラダイムシフト的な驚きを、まさに味わったのがこちらのキムチでした。

「韓国産」と書かれていると、実はただ酸っぱかったり辛いだけの代物であっても、本場の味→これが美味いに違いないという寸法で、勝手な誤解をしてしまいがちです。「本物」かどうかは本場だから云々に関係ないのにね。自分は食通でもなんでもないけど、本心で美味いと思えるものが、本物なのだと思っています。

その観点からも自信をもってオススメです。もちろん辛いのですがとても優しい味で、じっくり噛むと素材の旨味が染み出てくるのが分かります。しかも時間を置くと味が「変化」するので、それを待つのも楽しいですねえ。ちょっと酸っぱくなったら豚キムチ... たまんないっ。

開店当初からほぼラインナップも価格も変わらないですが、ひとくちにキムチと言っても色んな種類が揃っており、僕もまだ全てはいただけていないです。オーソドックスに白菜キムチから入っていけば間違いないですが、せめて一回はボッサムキムチを。

ボッサムキムチ ...王様キムチ、宮廷キムチとも呼ばれるキムチです。ボッサムという意味は韓国語で包むという意味で、柔らかい白菜の葉っぱにたこ、えび、いか、ホタテなどの海鮮とりんご、梨、柿、そして、ナツメ、 松の実のようなさまざまな薬味を惜しみなく贅沢に包んで漬けるため、付けられた名前です。

2,000円と他のキムチより高めの価格設定なのですが、味も別格の一品です。具材が豊富なので一口ごとに新しい味を発見できて、その気になれば1人でも500gペロリと1食でいけてしまうのではないかと。好きな方には特に、そうでない方にもだまされたと思ってぜひ食べていただきたいですねえ。

キムチ以外の韓国総菜もまた美味いですよ〜。僕なんかは風呂でスルメイカ食いながらビール飲んじゃったりします。一日の最高のしめくくりだよ。たまに寝てしまって、風呂のそこにスルメイカ沈んでたりしますけど。

(このエントリー書きながらよだれが出ている自分に気づく。)