Crazy for Gadgets

毎日をちょっぴり楽しくしてくれる装置。

LUMIX GF1で飛びこむマイクロフォーサーズの世界

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PEN E-P1登場により俄然盛り上がり始めたマイクロフォーサーズ。この週末に思い立ってエクソダス。最初の相棒は、LUMIX GF1となりました。

写真を撮るならやっぱりキレイに撮りたいけど、見るからに写真撮ってますという本気すぎるカメラは自分にはオーバースペックだし、撮影の時に必死なのがバレバレでちょい恥ずかしい&被写体が人物の時は相手に威圧感を与えてしまうし、なにより取り回しが不便で荷物が重くなるなど気軽さが損なわれてしまう。そういうわけで一眼はPENTAXのK100D Superという購入当時は世界最小クラスだった小振りなボディを選び、レンズはDA 40mm F2.8 Limitedという「パンケーキ」と呼ばれる薄いレンズを好んで使っていました。これならレンズが前にでーんとせり出すことが無いので持ち運びはだいぶ快適になる。

ですが小振りとは言ってもそれはやっぱり一眼レフカメラ。ボディバッグなど散歩用のバッグに入らないこともないけれど入れてしまうとパンパンになって若干重いのも不満で、必ずしも撮影するかどうか分からないというシチュエーションのときはコンデジを持ち歩いていました。

しかし一度一眼の画質や使い勝手に慣れてしまうと、コンデジの画や操作性は自分にとってはとても中途半端な代物に思えてしまい、画質にあまり期待できないのであれば画質を落としてでもiPhoneのToyCameraやTilsShift Generatorなどのカメラアプリで撮った写真の方がよっぽど面白い画になるということで、結局のところコンデジの使用頻度は手持ちのカメラの中で最も少ないという状況になってしまっていました。iPhoneの場合にはその場ですぐにTwitterFlickrなどにアップロードできる楽しみやメリットもありますしね。

マイクロフォーサーズ登場

MICRO FOUR THURDS

昨年PanasonicとOLYMPUSが中心となって「マイクロフォーサーズ」規格が旗揚げされたされた際、これまでよりボディ・レンズとも格段に小さなカメラが出ると聞いて注目していたのですが、間もなくしてPanasonicから発表されたのはLUMIX G1。確かに小さいし機能も通常の一眼と遜色ないどころかそれ以上に盛り込まれた部分もある充実の仕様に仕上がっていました。が、小ささが中途半端でこの程度の小型化なら乗り換えるほどでもないなと僕にとってはイマイチ訴求力にかけるカメラでした。「女流一眼」というキャッチフレーズでやたら初心者女性をターゲットとした販促攻勢もちょっと違和感を感じたし、(ここからは偏見ですが)Panasonicのデザインはカタログ等も含めてカメラというより家電的であまり好みでないことや、LUMIXというブランドが冠せられていることで浜崎あゆみのイメージも付きまとって男子の僕にはちょっと手の出しにくい位置付けにされてしまったことも手伝っていたかも知れません。あぁ、これだったらレンズ交換はできないもののSIGMA DP-1の方がよっぽど良いかもなと。

そんなこんなで急速に興味が薄れてしまっていたマイクロフォーサーズなのですが、今年6月に入りOLYMPUSがPEN E-P1を発表し、9月にPanasonicがLUMIX GF1を発表したことで自分の中で再びマイクロフォーサーズ熱が着火。これで一眼なんだぜと言われると確かに驚くほどのサイズ、ボディ小型化に伴うトレードオフとしてメカニカルダイアルの省略はあるが妥協をしていない機能、数はまだ多くないものの押さえどころは網羅したレンズのラインナップもありいつの間にかとても魅力的なカメラに仕上がっていました。

PENTAXはブランドとして好きで、カメラのデザインや作りも老舗カメラメーカーらしくしっかりしているしK100D Superには愛着がある。そしてなによりナチュラルで素直な画作りが好き。しかし数年前にHOYAと擦った揉んだの末合併したかと思えば今度はJVCがPENTAXブランドを買収かと噂が立つなど、メディアが真意を伝え切れているとは思っていませんが経営陣の落ち着きの無さがどうも目に着いてしまい、製品のクオリティとは別のところで自分の中にネガティブなイメージが生まれつつあったのも事実。

この先PENTAXからは自分が望むような超小型のデジタル一眼はしばらくはないかもなぁと思っていた矢先に、上述したようなマイクロフォーサーズ陣営のイケイケっぷりに安心感とうらやましさを感じ始めてだいぶグラグラしていたのですが、店頭でE-P1とGF1双方を触っているうちにKOされてしまいました。マイクロフォーサーズへエクソダス。

悩ましきマイクロフォーサーズ・ボディのラインナップ

現状で僕のニーズに合うマイクロフォーサーズ機ボディの選択肢はPanasonic LUMIX GF1, OLYMPUS PEN E-P1と発表されたばかりのOLYMPUS PEN E-P2の3機種。

主観は後回しにして、まず各スペックによる比較をしてみようということで調べてみた結果がこちら。もちろん全ては書ききれませんが各モデルで違いのあるところを中心に注目してみました。メーカーが違うので比較のため一部表記の仕方を書き替えたり(モノクローム → 白黒 etc.)、誤りがある可能性もあることをご留意ください。

 
Panasonic LUMIX GF1

OLYMPUS PEN E-P1

OLYMPUS PEN E-P2
発売日 2009年9月18日 2009年7月3日 2009年12月4日
パンケーキキットのAmazon.co.jp価格
(2009年12月1日 現在)
¥68,616 ¥98,000 ¥112,320
有効画素数 1210万画素 1230万画素
撮像素子 4/3型Live MOSセンサー(超音波防塵フィルター付き)
AF補助光 ×
手ブレ補正 レンズ内 光学式 ボディ内 撮像素子シフト式
電子水準器 ×
ISO感度 ISO100 ~ 3200 ISO100 〜 6400
オートAEブラケット 3枚 / 5枚 / 7枚(最大 ±2EV 3枚(最大 ±1EV)
静止画ファイル形式 JPEG / JPEG+RAW / RAW / 音声付きJPEG(DCF, DPOF, EXIF準拠)
動画ファイル形式 AVCHD Lite(最大 1280×720)
Motion JPEG(最大 1280×720)
Motion JPEG(最大 1280×720)
仕上げ カラー(スタンダード/ダイナミック/ネイチャー/スムーズ/バイブラント/ノスタルジック), 白黒(スタンダード/ダイナミック/スムーズ), マルチフィルム, カスタム VIVID, NATURAL, FLAT, PORTRAIT,
白黒, カスタム
i-FINISH, VIVID, NATURAL, FLAT, PORTRAIT,
白黒, カスタム
デジタルフィルター ポップ
モノクローム
レトロ
ピュア
シック
ダイナミックアート
シルエット
カスタム
ポップアート
ラフモノクローム
トイフォト
デイドリーム
ファンタジックフォーカス
ライトトーン
ポップアート
ラフモノクローム
トイフォト
デイドリーム
ファンタジックフォーカス
ライトトーン
ジオラマ
クロスプロセス
背面液晶モニター 3.0型 約46万ドット / 広視野角 TFT液晶 3.0型 約23万ドット / ハイパークリスタル液晶
シャッター フォーカルプレーンシャッター
60〜1/4000秒, B 最長4分
フォーカルプレーンシャッター
60~1/4000秒, B 最長30分
セルフタイマー 10秒 / 10秒 3枚 / 2秒 12秒 / 2秒
内蔵フラッシュ ×
ドライブモードの切り替え
(単写 / 連写 / オートブラケット / セルフタイマー)
メカニカルレバー メニュー
ダイヤル数(絞りなどの設定変更用) 1 2
外部EVFファインダー(別売) 約20.2万ドット × 約144万ドット
フォーカス AFS/AFC/MF/AF+MF
測距点 23点
顔認識AF, 追尾AF
AFS/AFC/MF/AF+MF
測距点 11点
顔認識AF
撮影可能枚数(CIPA準拠) 約350〜380枚
(レンズの手ブレ補正機構の有無による)
約300枚
本体サイズ(突起部含まず) 119mm × 71mm × 36.3mm 120.5mm × 70.0mm × 35.0mm
本体質量 約285g 約335g

EVFと背面液晶モニター

こうして比較して見てみると、いわゆる「全部入り」というモデルはないことが分かります。大きな点から見ていくと、まず外部EVFファインダーの有無と背面液晶モニターの違い。

マイクロフォーサーズはボディ小型化を追求したその機構上、ボディ内にミラーがありません。したがって "デジタル一眼カメラ" であって "デジタル一眼レフカメラ" ではないんですね。すると通常の一眼レフにはあってあたりまえの「光学ファインダー」の装備がマイクロフォーサーズでは不可能です。マイクロフォーサーズにはその規格について賛否両論の声がありますが、否定派の意見として最も大きなものの1つがこの光学ファインダーの欠如にあると言っても良いでしょう。普段コンデジを使われている皆さんは背面液晶モニターでの撮影しかしないので気がつかないかもしれませんが、一眼レフカメラのユーザーにとってはこれは非常に大きな問題です。一眼の場合、コンデジとは逆に背面液晶モニターでピント合わせや構図を決める人なんてほとんどいないでしょうし、そもそも撮影時に背面液晶を使える機能の無いカメラだってあります。

それを補完するために用意されているのがEVFと呼ばれる電子式のファインダーなのですが(詳しくはウィキペディアなどにお任せします)、GF1 / EP-1 / EP-2ではその違いが顕著です。まずE-P1に関してはEVFが付いていませんし付けることも出来ません。つまりピントや構図については背面液晶モニターでなんとかしてねということなのですがE-P1とE-P2で共通の仕様のこの液晶、残念ながら最近のコンデジの水準と同等かそれ以下の代物です。店頭でいろいろ試したのですが、合焦時にピントの山がどこにあるかを判別するのはかなり困難で、背面のボケ味もどれくらいかかっているか液晶が粗すぎてよく分かりませんでした。僕はマイクロフォーサーズ機をコンデジではなく一眼の延長として使いたいと思ってましたので、そういう使い方ならこの液晶は無いかと。そういうわけでEVFを付けられないE-P1は早々と脱落しました。

電子ビューファインダー VF-2

高精細144万ドットで、視野率100%、倍率1.15倍と大きく見やすいE-P2専用のライブファインダー。

VF-2

一方、GF1とEP-2のEVFはアクセサリーポートとホットシューを利用して別売となる外部EVFを接続することができます。そしてそれぞれのEVFについて結論を言えばこれはもうEP-2の圧勝と言わざるを得ません。まだ発売にもなっておらず店頭に並んでいないのにどうしてE-P2のEVFの判断ができるかと言うと、それはPanasonicの過去のマイクロフォーサーズ機 "G1" と "GH1" がE-P2と同等の約144万ドットのEVFを採用しているから。もちろん厳密に言えばメーカーが違いますし内蔵している液晶パネルの種類に違いがある可能性もあるわけで全く同等とは言えませんが、GF1の約20.2万ドットしかないEVFとは精細さの次元が異なることはGH1やG1のそれを見れば容易に想像がつきます。

144万ドットというとMacBookの液晶画面(1280×800ドット)よりも解像度がある上に、EVF用の液晶はパソコンのそれとは比較にならないほど密度が高いわけです。GH1のEVFで確認した限りではピントの山や構図に関して充分確認可能と感じました。色の再現性やカメラの向きを急に変えた際などの追随性能においてはまだまだ光学ファインダーの方が断然有利ですが、EVFにはヒストグラム・デジタルフィルターのリアルタイムプレビュー・数種のガイドラインなど光学ファインダー以上の情報を表示できたり、EVF自体のアングルを変えて難しいローアングルの構図の作りがしやすいというメリットもあります。エプソンが236万ドットのEVF用液晶パネルを開発したというニュースなども飛び込んできてEVFの高機能化はまだまだ期待できますので、光学ファインダーが無いことをバカにしていた一眼ユーザーをそのうち振り向かせることも出来るかも知れませんね。そういうわけで、EP-2はEVFを同時購入する(できる)のであればアリです。ただし光学ファインダーは物質の反射光を見るのに対しEVFは自ら光る液晶パネルという発光体を見ることになりますので、最初のうちはそのあたりに違和感を感じる人も少なくないと思います。個人的には慣れの問題だと思うので使い続ければクリアできると思うのですが。

ライブビューファインダー DMW-LVF1

着脱が自在にできる外付けタイプの電子ビューファインダー。

VF-2

それではGF1のEVFはと言うと、こちらは先にも言ったように20.2万ドットしかなく精細さはEP-2の液晶モニターと同程度で光学ファインダーを代替するようなものではありません。なので光学ファインダーにはないEVFだけのメリットに満足のいくユーザー以外にはちょっとおすすめしづらいかなと思いました。しかしながら背面液晶モニターの解像度は約46万ドットとE-P2の2倍で、一瞬なんだ2倍かと拍子抜けしそうになるもののこれが数字以上に精細な映りをしてくれます。もしかしたら液晶の種類が異なる点でも良い影響が出ているのかもしれません。正直なところEVFの性能に違いがありすぎるのでGF1の選択はないかな〜と思っていたのですが、この液晶を見たらこれで全然いけそうだと感じてしまいました。92万ドット液晶などもっと良いものがあることは知っていますが、ピントの山やボケ味もきっちり再現してくれますし背面液晶モニターを見ながら撮影するというコンデジっぽいスタイルにそれほど抵抗がない僕にとっては許容できるレベル。強い太陽光線の下でどれだけ視認性を維持していられるかは気になるところですが、そういった場合には解像度が低いとはいえやっぱりEVFを用意しておくと安心なのかも知れませんね。

ちなみになぜGF-1のEVFが20.2万ドットしかないのかは、こうした裏事情(?)があったようで。。ボディにハード的な変更を加える必要なく実現可能であれば、GF1にも140万ドットまたはそれ以上のEVFを発売してもらいたいところ。

カメラのデザインと質感

GF1とE-P2のどちらかを選べと言われた場合の比較になってしまいますが、サイトにある外装デザイン画像を見ての判断では最初はPENでした。これが名だたるOLYMPUS PENのデザインを引き継ぐカメラか... と言われるとちょっと違う気がしたし実際に本体を見てもそれほどビビビとは来ていなかったのですが、それでも(先に偏見ですよとしてお話ししたように)Panasonicのカメラにあまり興味がなかったこともあり、買うならE-P2だと思っていたんですね。

しかしいざ買うことを前提に何度か店頭でGF1とE-P1(デザイン的にはE-P2もほぼ同じ)をまじまじと見たり触ってみる頃になってみると、思いの外GF1の感触が良かった。PENのデザインに比べるといかにもデジカメっぽいデザインだしなんかビックカメラの袋のごとくロゴ乗せすぎだしずんぐりしてるしこのゴツゴツした骨太なデザインでまだ「ファッション・ムービー 一眼」とか言っちゃって女性向けの路線を固辞しようとしてるしカタログやサイトも冷蔵庫や洗濯機と同じ家電ノリだけどそれはどうなの...? というのが最初の印象。でもいざ触ってみるとPanasonicのマイクロフォーサーズ機としては初の全面アルミ金属外装で適度な重さがあり中に詰まった精密部品の密度感を感じさせてくれる質感に良い意味で裏切られた。ダイヤルやボタン類の作りも抜かりなく、ダイヤルはカチカチと適度な重さをもって回ってくれるしボタンはシボ加工がされていてマットなゴムのような質感でクリック感もあり安っぽくカチャカチャぐらつくこともない。またグリップも片手で持ってもそこそこ安心感のある、けしてデザインだけではない形状になっています。明らかにコンデジとは別物なんだぜという上等な感触とともにPanasonicの本気度が伺えて、あぁ作りたかったマイクロフォーサーズはこれだったのかなと思うようになりました。(でもやっぱりボディにロゴ貼りすぎ。正面にある "AVCHD Lite" や2つの "LUMIX" ロゴは本当に必要?)

PanasonicはそもそもカメラメーカーではないということでこれまでLUMIXシリーズをあまり真面目に評価することなく通ってきてしまっていたのですが、着実にカメラメーカーとしての力も付けてきていたのだなと見直してしまいました。CMで「あゆはファッション・ムービー 一眼!」とか言われてたら台無しだったと思うのですが、製品キャラクターが樋口可南子さんで大人の落ち着いた印象になっているのも良いなと。いやぁ偏見はダメなんですけどね、イメージって重要。

一方E-P1はボディの出っ張りを極力抑えたかったのか、本体に窓を設けてまでダイヤルを無理矢理内蔵させる形になっていて回しづらかったほか、ボタンがいかにもプラスチックで特にメインダイアル周辺がおもちゃっぽい印象を受けたほか、E-P1のロゴが入っている部分のシルバーパーツがいかにもメッキで安っぽく思えてしまいました。ボディはGF1とは対照的にクラシカルな雰囲気で滑らかなシェイプを持っており外部に露出しているネジが非常に少なく、PENの流れと言われると違和感はあるもののそれ自体はかなり良い仕上がりだと思うので、今挙げたような手抜かりが逆に目立ってしまっているのが残念。。

決め手はF1.7の明るいパンケーキレンズ

ここまでで大方GF1に心が傾いていたのですが、決め手となったのはGF1のパンケーキキットに付属している20mm(35mm換算で40mm) - F1.7の明るくて薄い単焦点レンズでした。

なぜ使い勝手に幅のある3倍ズームの標準レンズではなくて単焦点?とお思いになるかもしれませんが、このレンズ、検索してみると分かると思いますがユーザーからの評価がすこぶる良いです。F1.7とかなり明るく、開放ではとにかく良くボケてくれて絞ってもシャープな仕上がり、単焦点ならではのコントラストの高い写りでその上コストパフォーマンスにも優れているということで好意的な意見がとても多い。Panasonicもよっぽど自信があったとみえて、パンケーキキットは各ボディカラーで用意があるのに、標準レンズキットやボディのみ購入の場合にはブラックしか選ぶことができません。声を大にしては言っていませんがパンケーキを使ってくれというモーレツなアピールですね。

GF1は手ブレ補正機構がレンズ依存の為、その機構が無いこのパンケーキレンズでは手ブレ補正は使えないということになりますが、F1.7の開放時なら薄暗い室内でも手持ちでそこそこ撮れてしまうのですよ。もちろん手ブレ補正があった方がいいに決まってますが、僕の場合写真がブレるのは手ブレよりも被写体ブレによる原因の方が圧倒的に多いですしひと昔前ならボディ内手ブレ補正なんて珍しいことでしたので、カメラの機能に頼るばかりでなく自分の撮影技術を上げることの方が先決ってことを(偉そうに)言ってみる。手ぶれ補正に限らず、FlickrのGF1によるinteresting photosを見てから価格.comの投稿画像を見るととても同じカメラで撮ったとは思えないもんなぁ...。

構図作りもついついズームに頼りがちですが、あえて単焦点にすることで自分の体を動かして格好いい構図を見つけられるようこれまた精進。頑張ってGoogleストリートビューのごとく見ている風景に脳内ARでフレームが見えるくらいになってやろうかと。

で最後はやっぱりお値段なのですが、GF1のパンケーキレンズキットは価格.comの最安が現時点で約63,000円台、ビックカメラで83,700円でした。これがE-P2のパンケーキレンズキットになるとどちらも4万円ほど高くなる。そういうわけで僕にとっては価格的にもお得だったGF1で決まり!ということになりました。めでたし。

鎌倉を散歩してきた

GF1を購入した次の日が気持ち良く晴れたこともあり、さっそくカメラとGPSロガー持って鎌倉を散歩してきた。iPhotoで傾斜とトーンを若干補正した後20枚ほどピックアップしてFlickrに上げましたのでE-P1(もしくはE-P2)と決めあぐねている人にGF1のパンケーキレンズでこんな写真が撮れるよという参考程度になれば幸いです。もっと写真上手くなりたいす。

紅葉のピークはもうちょっとだけ先でチョイ残念でしたが、鎌倉は山も海も比較的狭い範囲にあってバリエーションに富んだ風景を楽しめるし風情も感じられて好きな街。しばらくカメラ持ってでかけるのが楽しみになりそうです。今度旅行に行ったときは出会った人全員をこのカメラでおさめてみたいわー。アラーキーみたいな顔だけ写真集。