ミスタージョーンズのTENGU
ミスタージョーンズことロンドン出身のインタラクティブ・デザイナー、クリスピン・ジョーンズによるコンセプチュアル・ガジェット「TENGU」が、ソリッドアライアンスより世界先行で販売開始されました。
He loves to be around people and he makes his home by your computer. His many personalities appear when he hears sounds.
─彼は人々のまわりに居るのが好きなんだ。そして、彼はあなたのコンピュータの側に自分の居場所をもつのです。彼が周囲の音を聞いたとき、彼の多彩な個性が現れるでしょう。
TENGUは豆腐を連想させる白いブロック状の本体に、LEDとマイクを搭載。周囲の音に反応して様々な表情を見せてくれるというもの。白いブロック+LED+アニメーションという要素から、なんとなくneonのインタラクションを思い出しましたが、それよりも圧倒的に多彩な表情を持ち合わせている模様。
静かな状況が続いてしまうと居眠りをしたり・マイクに息を吹きかけると飛び起きたり・音楽に合わせて唄ったり（声は出しませんが）・まばたきもしちゃったりと、なかなか豊かな表情で楽しませてくれそうです。もっともUSBガジェットとしてはカードリーダ機能やメモリが搭載されているわけでなく、他にも何もありません。USBポートに居候されてしまうだけではありますが、「表情」という彼の個性を買ってやろうじゃないかという人は側に置いてやってはいかがでしょう。
値段が4,480円で、安いと感じる人も高いと感じる人もいるでしょうが、とりあえず1体くらいなら...と思える金額です。僕は楽天のポイントが貯まっていたため思わず購入、8月下旬の出荷となるようです。楽しみ。
しかしビデオを見てしまうと、正直少なくとも5人くらいのコーラス隊を編成したくなる。会社で社員1人につき1人TENGUを持たせてやると、なんとも賑やかなオフィスになりそうです。仕事が終わってオフィスが静かになればTENGUたちも寝始めることでしょうですが、大声あげて全員たたき起こしてやりたい衝動に駆られるかも。会議に皆がTENGU付き添いで参加したら、発言しない参加者のTENGUが居眠りし始めて焦るかも。プレゼンに連れて行ったら発表する自分よりもTENGUの方が雄弁で落ち込むかも。
ちなみにクリスピン・ジョーンズは他にもデザインワークを行っていますが、UMPCのデザインをしてみれば、常に机上をキレイに保てるKatazukueなんてものもしてみたりと、アーティスティックな側面が強いですね。彼がデザインしたIDEOの電話も欲しい。