Crazy for Gadgets

毎日をちょっぴり楽しくしてくれる装置。

旅のおともに iPod nano

text:
iPod nano 2GB 500 songs. Impossibly thin.

iPod nano? ああ、オレのライブラリは8GB近くあるから入らないし、音楽以外のデータを入れる空き容量が全然確保できないでしょ。Classicもインストールする余裕ないじゃない。だから欲しいけどいらない。」

iPod nano が発表された当日、会社の同僚にこう言ったものです。けど、ゴメンだけどショードー買いでございます!説得力ねえなあ...。

欲しいけどいらない、って思ってたのは事実です。ですがこの欲しいけどがミソ。実物を見た瞬間に「あっこれがあったら旅のあいだ全然かさばらない」「シリコンなので電池持ちそう」「バーで女の子との話のタネに...」とか夢ひろがっちゃったわけですが、何よりモノそのものの質感に心奪われます。欲しけりゃ買っちまうよそりゃ!

コンセプトが異なるので同じ土俵で勝負させたらかわいそうなんですが、iPod shuffleとは一線を画す質感です。前面はクリックホイール部分も含め完全にフラットで、エッジのRが小さめなので iPod というより iMac G5 の処理に近いですね。例によってトゥルットゥルッ。背面はこれぞiPodと言わんばかりのピカピカのステンレスです。

話に何度聞いて知っていても、実際に手を触れるとその薄さに言葉を失います。Impossibly small. と言うより Impossibly thin. だと思います。ジーンズのバックポケットに入れたまま座ったら2つに『折れる』んじゃないかと心配になるぐらいに。そんな報告は今のところ聞いたことありませんが、実際のところ大丈夫でしょうかねえ。前面ポリカーボネイト・背面ステンレスで、見たところそれなりに厚みがあるようなのであんまり気にはしてませんが...。

iPod nano は 2GBモデル が ¥21,800、4GBモデル が ¥27,800 です。4GBモデルのコストパフォーマンスがいかに優れているかは明白ですが、実は 2GBモデル で ¥21,800 というのも相当なものです。ほぼ同日に発売された、ソニーの NW-A608(2GB)は機能に違いがあると言っても ¥32,000(1GBで ¥27,000)ですからね。2GBのSDカードの相場が ¥35,000 であることも考えると、iPod がついて この値段というのはもはやありえないレベルです。

本来ならこんな価格帯はまだまだ難しいところですが、今のiPod人気であればとにかく「出せば売れる」。Apple はメモリチップを大量購入してとにかくコストを下げたい、チップ提供元であるサムソンは間違いなく売れるであろうAppleになら多少の値引きはしてでも大量に売りたい。そんな両者の思惑が一致してこそ実現できている価格というわけです。早くもiriver音をあげているようですが、気持ちは分からなくもない...。この業界はすんごいことになってまいりました。余程の製品を出さなければ iPod には勝てないぞ、こりゃ。

ちなみに iPod nano の4GBモデルはそんなコストパフォーマンスの高さが相まって、軒並み売り切れでした。オレは音楽以外のデータ領域を1GB確保できさえすれば、音楽ライブラリは1GBでも3GBでもいいと思ったので在庫数の豊富な2GBモデルを購入!色はブラックもかっこいいと思ってけっこう迷ったのですが、やっぱiPodに似合うのはホワイトだという結論。

嬉しくって、帰ってエントリートップの写真撮っちった。ちなみに今持ってる iPod 3G でやるとこんな感じ。大きさの参考になれば...。

iPod 3G もう少しで指がつりそう。