Addicted to Mac

こころおどるコンピュータ。

MacBook ProのHDDを換装

text:
HITACH Travelstar 7K200

更新のタイミングを逃して今となってはちょっと古い話になりますが、4月最後の週末にMacBook ProのHDDから「キュイ~」って異音が聞こえて起動に失敗するという現象が1度だけですが発生しまして、さすがに怖くなって直ぐにHDDを換装しました。ちょうど週末の出来事だったので事なきを得たのですが、仕事でも使っているのでその真っ只中に突然故障してしまうことを考えると肝が冷えます。

HITACHI Travelstar 7K200

日立から2.5インチの内蔵型SATA HDDでTravelstar 7K200シリーズというものが出ているのですが、バルクとして販売されている200GBのものを買いました。本当はリンク先にあるようなネットショップで買った方が安いのですが、急を要したので新宿のヨドバシカメラ店頭に出向いて24,800円で購入。200GBの最安は15,280円なので1万円近く損した気分でちょっとショックです。

MacBook Proに元々内蔵されていたHDDが5400回転なのに対し、Travelstar 7K200は7200回転。30%以上も回転数が速くなるとMac OS Xやアプリケーションの起動時間が短縮されるのはもちろん、仮想メモリへのアクセスも当然速くなるので、体感で分かるほどパフォーマンスが向上しますね。ディスクアクセス時の「カリカリ」という駆動音は元のHDDよりTravelstar 7K200の方が音程が高めで、はじめは気になるかなと思ったのですが、音量は元より小さくなったのでほとんど気になりません。

ただし、HDDが速ければ速いほど良いかというとそうではなくて、ラップトップの場合バッテリでの駆動時間が短くなったり(※注記参照のこと)発熱が増えるのでデメリットもあります。アップルストアのCTOにはTravelstar 7K200と同クラスのHDDオプションが既にあるのでそこそこ安心していますが、今後登場する10,000回転のものはちょっと問題が生じるかも知れません。

換装方法については余裕がなくてブログにはエントリ出来ませんでしたが、以下の記事が参考になると思います。僕の持っているモデルは17インチですが、ほぼ同様の手順で換装可能でした。

難易度はやや高め!? MacBook ProのHDD&光学式ドライブの交換手順
ASCII24(トップページはASCII.jpへリダイレクトされる)

00プラスドライバーとT6トルクスドライバーさえあれば、後はネジを外して分解するだけなのでそこまで大変な作業ではないですが、アップルの保証も無くなるわけですしちょっと人にはオススメしにくいですね。。やるなら自己責任でお願いいたします。

データの移行

Carbon Copy Cloner

HDDが逝ってしまったのであれば、新しいディスクにLeopardをインストールしてその後Time Machineから過去のデータを何もかも復元という方法になるのですが、今回は予兆があるだけでまだ壊れてはいなかったのでCarbon Copy Clonerを使ってクローンを作成しました(クローンを作成するにはハードディスクケース等が別途必要)。

このソフトはHDDを新調する度に昔からお世話になっているのですが、着実にバージョンアップを重ねUIも洗練されてきてさらに使いやすくなってました。わずか数クリックでディスクの完全なクローンを作るというツールで、作成したクローンは当然ですが全てのファイルが一致しもちろん起動可能なボリュームとなります。なのでアプリケーションを再インストールする必要がないし環境設定を位置からやり直す必要もない。

HDDが壊れていない、あるいはまだディスクが余分なファイルで汚れておらずクリーンインストールをする必要が無いという場合にはTime Machineからの復旧よりCarbon Copy Clonerの方が手軽ですね。

ちなみに上記で「HDDが逝ってしまったのであれば、新しいディスクにLeopardをインストールしてその後Time Machineから過去のデータを何もかも復元」とか普通に言ったけど、これってやっぱり凄いソリューションだな。

※Travelstar 7K200の消費電力について

その後7K200に関する上記の記事を見つけたのですが、5400回転の既存機種と比較しても同程度の消費電力を保っているそうです。回転数が速くなっても消費電力が大きくならないケースもあるということで。。