Remember The Milk

Remember The Milk (RTM)は「ミルクを覚えてて」の名の通り、Ajaxを駆使したオンライン・タスク管理サービスです。オーストラリアのたった二人の開発者によって始められたフリーのサービスなのですが、各国のサポート要員の協力もあり、日本語にもフル対応。

「明日あれ持ってこなくっちゃ」「ブログにこのネタをエントリーしてみよう」など、ちょっとしたタスクをリマインドしたいときは、いままでは自宅のメールアドレスへメールを送信して管理していました。それでも充分っちゃあ充分だったのですが、RTMを何の気なしに使い始めたところ、機能はもとより信じられないほどの使い勝手の良さに驚いた。

ページ内に自由にタブを作り、その中にタスクをリスト化するという2階層での管理方法なのですが、それぞれのタスクには右図のように [期日] や [リピート設定]、[予測時間] や [場所] といった細かな項目が入力可能となっています。Web 2.0サービスであることの、今や象徴とも言える [タグ] 機能も備え、[ノート] により詳細な内容を入力することも可能です。

タスクの追加はPC上で行うことも可能ですが、メールやモバイルサイトを利用する方法もあります。ただしモバイルサイトでは、端末の問題かも知れませんが、僕の使っているau W43Sからは日本語の投稿を受け付けてもらえませんでした。なので専ら携帯メールでの追加をしているのですが、特に不自由してません。メールを送ってリマインド、というのはまさに今まで僕が採っていた方法なので、そう言った意味ではホントにスムーズに移行できました。

こうして登録したタスクは、予め設定したグループ間で共有も可能なことから、小規模ならビジネスのタスク管理にだって充分耐えうる仕様です。ホント今更ながらなのですがすげぇーなーと。

また、Ajaxによる直感的でスピーディーでシンプルなインターフェースも素晴らしい。リスト上にある各タスクにマウスオーバーすれば、瞬時に詳細エリアに内容が読み込まれ待たされることがありません。しかも、マウスだけでも使いやすいインターフェースなのですが、サイト上のほぼ全て（？）の機能にショートカットが割り振られ、覚えてしまえばかなりのスピードで操作ができるようになります。画面デザインも余計な装飾の一切無い潔いデザインで、非常に見やすい。

リマインダも強力で、メールによるリマインドはもちろんMSNやYahoo!やGoogleのIM（メッセンジャー）に送ることも可能。そのほか最強のWebアプリケーションとの呼び声高いGoogleカレンダーとの連携も可能、iCal上での管理も可能、タスクのRSSフィードも出力可能と、まさに至れり尽くせりの機能です。

Googleパーソナライズホーム用のコンテンツやNetvibesのモジュールも提供されているので、ヘビーユーザーの方はどうぞ。

外出時にふと思ったアイデアやタスクを取りこぼし無く。これでオレも出来る男に一歩近づくのだ。そうそう、こうしたオンラインのサービスを利用するときはSSL（https://〜）下でご使用になることをお忘れ無く。