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iTunes 7でVolume Logicを有効にする方法

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以前このブログでもご紹介した、iTunesの音質を劇的に向上させるプラグイン「Volume Logic」ですが、iTunesの最新バージョンであるiTunes 7で動作しないという致命的バグが発生しています。開発元・販売元とも「動作しませんのでバージョンアップしないでくれ」と告知を出しています。せっかく購入したシェアウェアだというのに、何とも哀しい。

...が、偶然ではありますが動作させる方法を発見いたしました。少なくとも僕の環境では100%の確率で動作しています。

用意するものはSoundSticksのようなUSB接続の外部スピーカー。それが難しい人は、仮想オーディオドライバであるSoundflowerをインストールしてもいいでしょう。フリーソフトですしユニバーサル対応もしています。なにが言いたいかというと、システム環境設定の「サウンド」パネルの出力に複数の出力先が必要なのです。

その準備さえ出来ればあとは簡単です。iTunes 7を立ち上げて、サウンドパネルで出力先を今のソースから別のソースへ切り替えます。僕の環境で言えば、[ライン出力] → [SoundSticks]という具合ですね。その後Volume LogicをオンにしてiTunes 7を再生してみてください。するとどうでしょう。iTunes 7の登場以来ひとときとはいえ忘れかけていたVolume Logicの音が戻ってきませんでしたか?

一度動作してしまえば、出力先を別のソースに切り替えても問題ありません。残念ながら根本的な解決にはなっておらず、再起動するたびに同じ手順を踏む必要がありますが、それほど面倒な作業でもありませんので負担にはならないと思います。開発元・販売元には参考までにお知らせしておこうと思います。詳しいことは全くわかりませんが、Mac OS X・iTunes 7・Volume Logicの間で、音声信号受け渡しの内部処理にエラーでも出てるのでしょう。出力先ソースの切り替えをきっかけにして正常に戻ったのではないかと。

それにしても!やはりVolume Logic素晴らしいです。ひさしぶりに聴いたということもあり、オンにしたときの見違えるほどの音質がたまりません。これ、はやくiPodでも動作するように努力していただきたいです。